テキストを購入された方から、質問を頂きました。
「部分集合の個数」の考え方がわからない。
というものでした。
類題は、「数学Aスタンダート:p13の8」です。
これは動画ではなく、文字でも十分理解できるはずだ。
と思いましたので、文字にて紹介いたします。
(わかりにくければ、遠慮なくココのコメント欄に書き込んでください。)
まず部分集合の定義を押さえておきましょう。
部分集合とは、
「その一部、または全部からなる集合」
のことです。
注意点は、
「空集合φ(ファイ)も、部分集合として数える。」
ということです。
空集合とは、「その集合の中に、メンバーが誰もいない」ということでしたね。
具体例で考えてみましょう。
集合{x、y、z}があるとします。
この部分集合を全て書くと。
<部分集合のメンバーなし>
{空集合φ}の1個。
<メンバー1つ>
{x}、{y}、{z}の3個。
<メンバー2つ>
{x、y}、{x、z}、{y、z}の3個。
<メンバー3つ>
{x、y、z}の1個。
…
の計8コとなります。
この総数の求め方、わざわざ全部書かないといけないのか?
そんなことありません。
これを、別の見方をすれば、どうなるか?
xが部分集合メンバーに入るか?入らないか?の2通り。
yが部分集合メンバーに入るか?入らないか?の2通り。
zが部分集合メンバーに入るか?入らないか?の2通り。
のかけ合わせで、
2×2×2=8通り
という考え方もできます。
こう考えると、解答が理解できるかと思います。
まだ解決しない場合は、お気軽にご質問下さいませ。
中村翔(逆転の数学)
「やり方を知り、練習する。」 そうすれば、勉強は誰でもできるようになります。 机の勉強では、答えと解法が明確に決まっているからです。 「この授業動画を見たら、できるようになった!」 皆さんに少しでもお役に立てるよう、丁寧に更新していきます。 受験生の気持ちを忘れないよう、僕自身も資格試験などにチャレンジしています! 共に頑張っていきましょう!